【ハノイ】ベトナム名物「エッグコーヒー」とは？【Cafe Giang】

ベトナムの隠れた名物・エッグコーヒーをご存知でしょうか。カプチーノをヒントに考案され、卵とコンデンスミルクを混ぜてカスタードクリームにしたものをコーヒーの上にのせています。卵のクリーミーさとコーヒーの苦味のバランスが絶妙で、一度飲むとクセになりますよ。

今回はベトナム・ハノイで飲める名物エッグコーヒーをご紹介します。ハノイへ行かれる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

エッグコーヒーとは

エッグコーヒーとは、その名のとおり卵を使ったコーヒーです。ベトナム語では「カフェ チュン(ca phe trung)」と呼ばれています。エッグコーヒーの発祥は1940年代。当時のベトナムでは、牛乳が非常に高価でした。そのとき、ホテルのバーテンダーとして働いていたグエン ジャン(Nguyen Giang)さんがミルクの代わりに卵を使用したのがエッグコーヒー誕生のきっかけです。

後ほど紹介しますが、ハノイにはジャンさんの名前に由来する「カフェ ジャン(Cafe Giang)」があります。ここはエッグコーヒーの老舗で、現在では地元の人から観光客までたくさんの人が訪れる名店です。

ハノイの老舗「Cafe Giang」のエッグコーヒーがおすすめ

エッグコーヒーのお店はベトナム国内にたくさんありますが、おすすめは先ほどご紹介した「カフェ ジャン(Cafe Giang)」です。ハノイの旧市街にあり、ホアンキエム湖からは歩いて10分ほどで行けます。看板はありますが、お店の入り口はまるで秘密基地のように小さいので気をつけていないと通り過ぎてしまうことも。マップをしっかり確認してくださいね。

店内はレトロな雰囲気で、歴史を感じられるのが特徴。メニューはベトナム語と英語で書かれているので注文しやすいですよ。エッグコーヒーは1杯150円ほどと、とてもリーズナブルです。また、エッグコーヒー以外にもエッグホットチョコレート・エッグ抹茶などさまざまなドリンクがあります。ぜひチャレンジしてみてください。

エッグコーヒーの飲み方

エッグコーヒーは小さなカップに入っていて、湯煎されて出てきます。2層に分かれているのが特徴で、上が卵黄・下がコーヒーです。飲み方に正解はありませんが、コーヒーはやや苦味があります。普段甘めのコーヒーを飲む方は、卵黄とコーヒーをよく混ぜて飲むとよいでしょう。

一方、ブラックコーヒーがお好きな方は卵黄とコーヒーを別々に味わうのがおすすめです。卵の濃厚な甘味とエスプレッソのようなコーヒーを十分に味わってからかき混ぜると、1杯でさまざまな味を楽しめます。

日本でもエッグコーヒーは飲める

エッグコーヒーの名店「カフェ ジャン(Cafe Giang)」は、横浜中華街にもあります。実はこれはすごいことです。Cafe Giangは今まで「のれんわけ(同じ名前の店をほかでオープンすること)」を70年近く拒み続けてきましたが、2号店を日本でオープンしました。ベトナム国内でなく日本が選ばれたのは、とてもうれしいですね。

お店は元町中華街駅から歩いて10分ほどのところにあります。エッグコーヒーが気になる方やハノイでの味が忘れられない方は、ぜひお立ち寄りください。