ハノイ・ダナン・ホーチミンなど、ベトナムを観光するときに気になるのが移動手段。何を使ったら便利なのか・英語は通じるのかなど、いろいろと心配になりますよね。
今回は、ベトナムでおすすめの移動手段をご紹介します。長距離・中長距離・街中に分けてお伝えしますので、ぜひ現地での足をチェックして快適な旅行にしてください。
Contents
長距離向けの移動手段
まずは、ハノイ〜ホーチミン・ダナン〜ホーチミンなど、長距離を移動する際におすすめの手段です。
飛行機
長距離を移動するなら、飛行機がおすすめです。ベトナム北部のハノイから南部ホーチミンへのフライトでも約2時間と、あまり時間がかかりません。
ベトナムのフラッグキャリア・ベトナム航空はもちろん、LCCのベトジェットエア・バンブー航空などもあります。1万円以下でチケットが買える場合もあるので、お手頃な価格で長距離を移動できますよ。
長距離バス
滞在期間が長い・できるだけ出費を抑えたいなどの場合は、直距離バスが便利です。ベトナムには寝台バスがあり、テレビやトイレなどがついています。
料金はハノイ〜ホーチミンでも5千円ほどと、飛行機と比べてかなり安く移動が可能。30〜40時間かかるので、のんびりと旅をしたい人にもおすすめです。
電車
ベトナムにはハノイ〜ホーチミンを結ぶ統一鉄道があり、ソフトシートや2段ベッドなど座席の種類は豊富です。ほかにもダナンやフエなどに行く電車もあるので、鉄道の旅もよいでしょう。
ハノイ〜ホーチミンで料金は約5千円と、とてもリーズナブルに移動できますよ。所要時間はバスと同じで、30〜40時間ほどかかります。
中長距離向けの移動手段
続いて、ホーチミン〜ビーチと砂丘が有名なムイネー・ダナン〜フエなど、中長距離の移動におすすめの手段をご紹介します。
バス
中長距離を移動するには、バスがおすすめ。ハノイ・ホーチミンなどのバスターミナルから乗車可能で、料金やバス会社はさまざまです。
なかでも2段ベッドのバスは横になれるので、とても快適な旅ができます。チケットは当日にバスターミナルで買うのはもちろん、事前に予約できるところもありますよ。
タクシー・ハイヤー
短時間で楽に移動したい人や2〜3人のグループなら、タクシーやハイヤーを使うのもひとつの手です。料金はバスと比べて高いものの、ほかの乗客を気にする必要がないため快適に移動できます。
ドライバーが道中でおすすめの観光スポットを案内してくれる場合もあるので、プライベートツアーの感覚で目的地へ向かえますよ。ホテルのフロントで予約できることもあるので、確認してみてください。
船
ホーチミン〜ブンタウ・ハーティエン〜フーコック島などは、船を利用するのも方法のひとつ。ホーチミンからブンタウは約1時間半とバスより短く、1,000円ほどで利用できます。
船はかなり揺れる場合があるので、酔いやすい人は酔い止めを持っておくとよいでしょう。船内は冷房がかなり効いているので、上着を忘れないようにしてくださいね。
街中での移動手段
最後に、ハノイやホーチミンなどの街中を観光するのに便利な交通手段です。
徒歩
短い距離なら、街歩き(徒歩)がおすすめです。ベトナムの雰囲気をしっかり堪能できるので、海外に来た気分を実感できるでしょう。
街中を歩いていると、道中で思わぬ店やフォトスポットなどが見つかることもあります。ただし、ベトナムは暑いので熱中症には十分に気をつけてくださいね。
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バイクタクシー
1人で移動するなら、バイクタクシーも方法のひとつです。ドライバーの後ろに乗り、目的地まで連れていってもらえます。
料金がタクシーと比べて安いので、使いこなせるようになるととても便利です。ただし、ヘルメットは借りられるもののベトナムは交通量が多いため、怖さを感じるならタクシーのほうがよいでしょう。
タクシー
ベトナムで人気の大手タクシー会社は、マイリン(MAILINH)やビナサン(VINASUN)です。メーター制で利用できます。
路上で手を上げて乗るほか、ホテル・レストラン・お店などのスタッフに呼んでもらうことも可能です。ドライバーは親切な人や英語が通じる人もいますが、なかにはぼったくりや遠回りをするなどの悪質な人もいるので、極力大手のタクシーを利用するようにしてください。
配車サービス
WiFi端末や現地SIMなどがあるなら、「Grab」や「Gojek」などの配車アプリが便利です。自分の現在地と目的地を入力すると、車やバイクのドライバーが向かえに来てくれますよ。
配車アプリの大きなメリットはぼったくりを防げることで、予め料金が決まっているうえにアプリに登録したカードで支払えます。予定到着時間やルートが確認できるのもポイントです。
バス
街中での移動を安く抑えたいなら、路線バスがおすすめです。バス停で乗車し、運賃を払って切符をもらいます。
事前に目的地を確認しておき、不安なら行先を運転手に伝えておくのもよいでしょう。バスはベトナムらしさを味わえるのが魅力ですが、朝や夕方は道路が混んで時間がかかることもあるので注意してください。
シクロ
ハノイの旧市街などには、「シクロ」があります。自転車と人力車を合わせたような乗り物で、ゆっくりと景色を楽しみながら市内を回れますよ。
シクロは観光客向けなので、料金はバイクタクシーなどと比べて高めです。移動手段というよりも、観光の一環として乗るとよいでしょう。
レンタサイクル
ノスタルジックな街並みが人気のホイアンなどでは、自転車をレンタルするのもよいでしょう。ホテルのフロントや街中のレンタルショップなどで借りられます。
料金は1日あたり数百円と、お手頃価格で利用が可能。ホイアンは車が少ないため比較的乗りやすいですが、ハノイやホーチミンなど交通量が多い場所ではあまりおすすめできません。
予算やニーズに合わせて移動手段を選ぼう
短期の旅行や予算に余裕があるなら、飛行機やタクシーなどを使うのがおすすめです。一方、ゆっくりと旅をしたい場合や予算をできるだけ抑えたい人は、電車やバスなどを使うとよいでしょう。また、バイクタクシーやシクロはベトナム気分を味わえます。
予算や旅行の目的などに合わせて、ベストな移動手段を選んでくださいね。