ベトナムは首都ハノイ・商業都市ホーチミン・ビーチリゾートのダナンなど、人気の観光地がたくさんあります。日本からベトナムは直行便で約5時間と比較的アクセスがよく、気軽に行ける海外旅行先の1つです。ベトナムをはじめとした東南アジアは日本より物価が安いため、費用があまりかからずお得に旅行できるというイメージも強いのではないでしょうか。
今回は、ベトナム旅行の予算をご紹介します。どれくらいの費用がかかるのかをチェックして、ぜひベトナム旅行の参考にしてみてくださいね。
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ベトナム旅行にかかる費用は?
それでは早速、ベトナムを旅行するときにかかる費用をご紹介します。滞在日数ごとに目安をお伝えするので、旅行期間と照らし合わせながらチェックしてください。
3泊4日の場合
3泊4日は、ベトナム旅行でもっとも一般的といえる日数です。3泊4日でベトナムを旅行する場合、およそ10万円あれば十分でしょう。
航空券(ベトナム航空) | 約60,000円 |
ホテル(3〜4つ星) | 約15,000円 |
食費(高級店含む) | 約15,000円 |
観光費 | 約1,500円 |
マッサージ・スパなど | 約3,000円 |
現地での交通費 | 約5,000円 |
オプショナルツアー費 | 約8,000円 |
お土産代 | 約3,000円 |
通信費 | 約1,000円 |
なお、10万円はフルサービスキャリア(ANAやJAL、ベトナム航空)・高級レストランやホテルのアフタヌーンティーを利用・移動はタクシーがメイン・オプショナルツアー参加などを含めた場合です。
飛行機はLCC・食事はローカルなお店がメインなど、旅程の組み方次第ではさらに予算を抑えられます。
7泊8日の場合
続いて、ベトナムを1週間旅行した場合です。約15万円が予算の目安といえます。
航空券(ベトナム航空) | 約60,000円 |
ホテル(3〜4つ星) | 約35,000円 |
食費(高級店含む) | 約25,000円 |
観光費 | 約2,000円 |
マッサージ・スパなど(2回) | 約6,000円 |
現地での交通費 | 約10,000円 |
オプショナルツアー費(2回) | 約16,000円 |
お土産代 | 約3,000円 |
通信費 | 約1,000円 |
高級店での食事が2回・スパ2回・オプショナルツアーは2種類参加などを予定に入れた場合で、予算の目安は15万円です。
ホテルのランクを下げたりスパの回数を減らしたりすれば、10万円ほどに抑えることも可能でしょう。
14泊15日の場合
最後に、15日間ベトナムを旅行する場合の予算は、25万円ほどといえます。
航空券(ベトナム航空) | 約60,000円 |
ホテル(3〜4つ星) | 約70,000円 |
食費(高級店含む) | 約50,000円 |
観光費 | 約4,000円 |
マッサージ・スパなど(4回) | 約12,000円 |
現地での交通費 | 約20,000円 |
オプショナルツアー費(4回) | 約32,000円 |
お土産代 | 約3,000円 |
通信費 | 約1,000円 |
25万円はかなり高く感じられますが、ハノイとホーチミンや、ハノイ・ダナン・ホーチミンなど、複数の都市を飛行機で移動しながら観光する場合を想定しています。また、高級レストランやスパなども複数回利用した場合の金額です。
移動に電車やバスを使ったり、ホテルやレストランのランクを少し下げたりすると、予算はかなり抑えられるでしょう。
項目ごとの予算をチェック
ここで、航空券・ホテルなど、項目ごとにかかる費用の目安を詳しく紹介していきます。
航空券の予算
航空券は、どの航空会社を使うかによって予算が変わります。
フルサービスキャリア(FSC) | 50,000〜70,000円 |
ローコストキャリア(LCC) | 30,000〜50,000円 |
機内食や映画などが欲しい場合は、ANA・JAL・ベトナム航空などのフルサービスキャリアがおすすめです。ただ、日本からベトナムは直行便で5〜6時間ほどなので、ベトジェットエアなどのLCCでも十分といえます。
ホテルの宿泊費
ホテルは、クラスによって値段が変わります。
格安〜3つ星 | 〜5,000円 |
4つ星 | 5,000〜10,000円 |
5つ星 | 10,000円〜 |
観光がメインなら、ホテルは最高でも3つ星で十分といえます。ホテルは寝るだけの場所と捉えて、あまり高いホテルに泊まる必要はないでしょう。
一方、ゆっくりとホテルステイを楽しみたい場合は、4つ星や5つ星ホテルがおすすめです。スパやプールがあるホテルもあるため、快適に過ごせます。
現地での食費
食費は何を食べるか・どこで食べるかなどによってさまざまですが、基本的には日本よりも安く食べられます。
ペットボトルの水 | 約50円 |
コーヒー | 約150円 |
コーラ | 約100円 |
フォー | 約150円 |
ビール | 約100円 |
高級店での食事(フレンチのフルコースの場合) | 約5,000円 |
ローカルなお店で食事をすれば、かなり出費を抑えられます。本場の味を楽しめるうえに格安なので、ぜひ立ち寄ってみてください。
現地での観光費
観光スポットは、無料の場所と入場料がかかるところがあります。ハノイ・ダナン・ホーチミンの主要な観光スポットの入場料をご紹介するので、チェックしてみてください。
文廟(ハノイ) | 約200円 |
ベトナム軍事歴史博物館(ハノイ) | 約250円 |
ロッテ展望デッキ(ハノイ) | 約1,500円 |
バーナーヒルズ(ダナン) | 約5,000円 |
ダナン大聖堂(ダナン) | 無料 |
五行山(ダナン) | 約300円 / 375円(エレベーターの有無による) |
水上人形劇(ホーチミン) | 約2,000円 |
サイゴンスカイデッキ(ホーチミン) | 約1,500円 |
サイゴン大聖堂(ホーチミン) | 無料 |
入場料がかからないところに絞れば、予算を抑えられます。ただ、入場料がかかるところでも数百円〜数千円ほどが多いので、行きたいところへ行くのがおすすめです。
現地でのサービス費
ベトナムでは、スパやマッサージなどのサービスをリーズナブルな価格で受けられます。3,000円ほどで満足できるマッサージを受けられるところもあるので、ぜひ旅の疲れを癒してください。
現地での交通費
ベトナムは電車が普及していないので、バスや車での移動がメインです。バスは安いですが待ち時間などのタイムロスが発生するため、タクシーや「Grab」のような配車サービスの利用をおすすめします。
ハノイ・ノイバイ国際空港〜ハノイ市内 | 約2,000円 |
ダナン国際空港〜ダナン市内 | 約700円 |
ホーチミン・タンソンニャット国際空港〜ホーチミン市内 | 約800円 |
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現地でのオプショナルツアー代
ハロン湾ツアーやメコン川ツアーなど、現地でオプショナルツアーに参加する場合には別途費用がかかります。
ハノイ | ハロン湾日帰りツアー 5,000〜10,000円 (プランや船のクラスによる) |
ダナン | ミーソン遺跡ツアー 5,000円〜 |
ホーチミン | メコン川クルーズツアー 5,000円〜 |
オプショナルツアーはやや高めですが、日本では体験できないことばかりなので、気になるツアーはぜひ参加してくださいね。
お土産代
友人・家族・同僚・上司などへのお土産にもお金がかかります。ベトナム土産は比較的お手頃な値段で買えたり、小分けにできるお菓子が多かったりするのでうれしいですね。
ベトナムコーヒー(50パック入り) | 約500円 |
ココナッツのお菓子 | 約100円 |
「MAROU」ブランドのチョコレート | 1枚約250円 |
ランタン | 約100〜1,000円 |
かごバッグ | 約500〜2,000円 |
通信費 (レンタルWiFi・SIMカードなど)
ベトナム旅行中もSNSやインターネットは使うので、スマホは欠かせません。SIMカードやレンタルWiFiなどはマストアイテムです。
SIMカードは現地で調達できますが、渡航前にAmazonや楽天などでも購入できます。事前に備えておきたい場合は、ECサイトをチェックしてみてくださいね。
SIMカード | 約1,000円(およそ1ヶ月分) |
レンタルWiFi | GLOBAL WiFiの場合、1日約800円 |
キャリアの海外利用プラン | 1日あたり500〜2,000円 |
また、現地で頻繁にスマホを使わない場合は、ホテルやカフェなどの無料WiFiでも十分な場合があります。ベトナムはフリーWiFiが比較的充実しているので、フル活用してください。
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海外旅行保険 (7日間)
海外旅行保険は、ベトナム旅行中に万が一病気になったりケガをしたりしたときに必要です。海外では高額な医療費がかかることも多いので、旅行前に加入しておきたいところですね。
保険料は、保険会社やカバーされる範囲などによってさまざまです。ベトナムを7日間旅行した場合の保険料の目安をご紹介します。
損保ジャパン | 三井住友海上 | 東京海上日動 | AIG損保 | |
保険料 | 約2,500円 | 約2,600円 | 約6,600円 | 約6,700円 |
傷害死亡・後遺障害 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
治療費用 | 1,000万円 | 1,000万円 | 3,000万円 | 2,000万円 |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
携行品損害 | 30万円 | 30万円 | 10万円 | 20万円 |
※上記はあくまで目安です
なお、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険も便利です。なかには該当のクレジットカードで旅行費を支払わないと保険が付帯されない場合があるので、事前にチェックしておいてくださいね。
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ベトナム旅行のベストシーズン&避けたい時期
せっかくベトナムを旅行するなら、晴れた日が続いたほうがうれしいですよね。そこで、ベトナム旅行のベストシーズンと避けたい時期をご紹介します。
ベトナムのベストシーズン
ベトナムは国土が縦に長いため、エリアによってベストシーズンが変わります。
ハノイ
ハノイのベストシーズンは、10〜11月。この時期はとくに雨が少なく、そこまで暑さもありません。
なお、ハノイの乾季は11〜4月です。10〜11月の旅行が難しい場合でも、乾季の間なら雨は少ないといえます。
ダナン
ダナンのベストシーズンは、3〜8月です。この期間は晴れる日が多いので、旅行に向いています。
とくに5〜8月はカラッと晴れる日が多いため、ビーチライフを楽しめます。海をメインとするなら、この期間を狙いましょう。
ホーチミン
ホーチミンは、1年を通して気候があまり変わりません。雨季は5〜10月ですが、スコールのように短時間雨が降るだけの場合が多いので、シーズンを通して旅行がしやすいといえます。
ベストシーズンは観光にぴったりですが、ホテルも高くなる傾向があるので注意してくださいね。
ベトナム旅行を避けたい時期
続いて、ベトナム旅行を避けたい時期をご紹介します。
ダナンの9〜12月
9〜12月のダナンは雨の日が多く、観光やビーチを存分に楽しめない可能性があります。また、この時期は台風が上陸することもあるので、観光には向きません。
1月下旬〜2月初旬 (テト)
ベトナムは、1月の下旬〜2月の初旬が「テト」という旧正月にあたります。この時期はホテルや飛行機の値段が高くなるうえにお店が閉まることもあるので、観光にはあまり向きません。
9月2日の建国記念日
9月2日はベトナムの建国記念日で、祝日です。この時期は連休になる場合もあるため、ホテルが高くなったり混雑が目立ったりします。
ダナンの花火大会
ダナンでは、隔年で6〜7月に花火大会が開催されます。花火大会の期間はダナンのホテルの価格が高騰するので、注意が必要です。
ただし、ダナン花火大会はベトナムでも人気のイベントの1つなので、花火を目当てにベトナム旅行をするのもよいでしょう。
予算に合わせてプランを組もう
ベトナムは物価が比較的安いので、お手頃な価格で高級ホテルやレストラン、スパなどを利用できます。短期の旅行なら、少し奮発してリッチな旅行にするのもおすすめです。
一方、物価の安さを活かして格安旅行にするのもよいでしょう。時間に余裕があれば、長期で滞在するのも面白いかもしれません。