普段何気なく使っているクレジットカード。スムーズに決済できて多くの現金を持ち歩く必要もないなど、とても便利です。しかし、ベトナムでも使えるのか・どのカードが使えるのかなど不安もありますよね。
そこで今回は、ベトナムに行くときにおすすめのクレジットカードを7つ紹介します。支払いの不安を解消して、充実した旅行にしてくださいね！
Contents
クレジットカードを選ぶときのポイント
ベトナムでおすすめのクレジットカードを紹介する前に、カードの選び方を簡単にまとめておきます。
海外旅行保険が付帯されているか
クレジットカードを選ぶときにまずチェックしておきたいのは、海外旅行保険です。カードに保険がついていると、海外に行くときに保険に加入しなくても補償が適用されます。クレジットカードの保険には「自動付帯」と「利用付帯」がある点は押さえておきましょう。
- 自動付帯 : カードを持っていれば保険が付帯される
- 利用付帯 : カードで旅行代金などを支払うと保険が付帯される
また、保険が付帯される場合でもどれくらい補償されるかは確認しておくことが大切です。クレジットカードの保険だけでは補償が物足りない場合は、海外旅行保険に加入するようにしてください。
カードのブランド
クレジットカードのブランドはVISA・MasterCard・JCB・American Expressなど幅広くあります。なかでもVISAとMasterCardは海外に広く展開しているので、どのブランドにすればよいか迷った場合は2つのどちらかを選ぶのがおすすめです。
年会費が無料のカードもあるため、VISAとJCB・American ExpressとMasterCardなど2枚持っておくのもよいでしょう。複数枚あると、現地で万が一クレジットカードが使えなかった場合に心強いですよ。
ベトナム旅行でおすすめのクレジットカード7選
それでは、ベトナムに行くときにおすすめのクレジットカードを7つご紹介します。
① エポスカード VISA
エポスカードは、年会費が永年無料です。自動で海外旅行保険が付帯されるうえに補償が厚いため、現地で病気やケガなどをしたときに役立ちますよ。
ブランドはVISAなので、幅広い店舗で使えます。カードは最短で即日発行されるため、渡航直前に申し込んでも間に合うかもしれません。
| 年会費 | 永年無料 |
| ブランド | VISA |
| 海外旅行保険 | 自動付帯 |
| 補償内容 | 傷害死亡500万円,疾病治療270万円,傷害治療200万円,賠償責任2,000万円など |
| 海外キャッシング | 可 |
| ポイント還元率 | 0.5% |
② JCB CARD W
JCBカードWは、39歳までなら年会費がかかりません。ポイントが通常の2倍になるので、お得にショッピングができますよ。
海外旅行保険は付帯していますが、JCBカードWで航空券やツアーなど旅行代金を支払う必要がある点には注意してください。海外旅行はもちろん、日常でも使いやすいカードが必要なら検討の価値ありです。
| 年会費 | 無料(39歳以下) |
| ブランド | JCB |
| 海外旅行保険 | 利用付帯 |
| 補償内容 | 死亡や後遺障害2,000万円,ショッピングガード100万円 |
| 海外キャッシング | 可 |
| ポイント還元率 | 1% |
③ 楽天カード
楽天カードは、一般会員であれば年会費は無料です。ブランドはVISA・MasterCard・JCBなど幅広く対応しています。
海外キャッシング可能や旅行保険の付帯も大きな魅力の1つ。ただし、楽天カードで航空券やツアー代金などを支払わないと保険が適用されない点は押さえておきましょう。
| 年会費 | 永年無料 |
| ブランド | VISA,MasterCard,JCBなど |
| 海外旅行保険 | 利用付帯 |
| 補償内容 | 傷害死亡2,000万円,治療費用200万円,賠償責任2,000万円,携行品損害20万円など |
| 海外キャッシング | 可 |
| ポイント還元率 | 1% |
④ ANAカード
ANAが発行しているカードで、ANAやSTAR ALLIANCEメンバーの航空会社を利用するとマイルが貯まります。2年目以降は年会費がかかるので、頻繁に飛行機に乗る方向けのカードといえるでしょう。
海外旅行保険が自動付帯されているのも魅力。カードのランクは一般のほかにゴールドやプラチナなど幅広く展開しているので、ニーズに応じて選べます。
| 年会費 | 一般カードは初年度無料(2年目以降2,200円) ※ランクによる |
| ブランド | VISA,MasterCard,JCBなど |
| 海外旅行保険 | 自動付帯 |
| 補償内容 | 傷害死亡1,000万円,救援者費用100万円 |
| 海外キャッシング | 可 |
| マイル還元率 | 200円で1マイル(ANA航空券購入時は100円で1.5マイル相当) |
⑤ JALカード
日本航空(JAL)のクレジットカードで、JALやone worldメンバーのエアラインを利用するとマイルが貯まります。普通カードの場合は、初年度は年会費がかかりません。
自動で海外旅行保険が適用されるのがうれしいですね。ランクはゴールド・プラチナ・20代限定の「EST」などさまざまです。
| 年会費 | 一般カードは初年度無料(2年目以降2,200円) ※ランクによる |
| ブランド | VISA,MasterCard,JCBなど |
| 海外旅行保険 | 自動付帯 |
| 補償内容 | 傷害死亡1,000万円,救援者費用100万円 |
| 海外キャッシング | 可 |
| マイル還元率 | 200円で1マイル(毎年初回登場時に+1,000マイル) |
⑥ spgアメリカン・エキスプレス・カード
年会費は高いものの、豪華な特典がたくさんあります。Marriott Bonvoyのレストランやバーが15%オフ・カード継続でMarriott Bonvoy参加ホテルが1泊無料・空港ラウンジ利用可能など、さまざまな恩恵を受けられますよ。
海外旅行保険は自動付帯されるうえに、spgカードで旅行代金を支払うとさらに補償が厚くなります。ポイントがしっかり貯まるのもうれしいですね。
| 年会費 | 34,100円 |
| ブランド | AmericanExpress |
| 海外旅行保険 | 自動付帯 |
| 補償内容 | 傷害死亡5,000万円,治療費用200万円,賠償責任4,000万円,携行品損害50万円など |
| 海外キャッシング | 不可 |
| ポイント還元 | 100円で3ポイント |
⑦ 三井住友VISAカード
三井住友VISAカードで旅費・出国前の公共交通機関の支払いなどをすると、海外旅行保険が付帯されます。年会費はWeb明細を利用すると抑えられるうえに、前年度の利用額に応じて最大で無料になりますよ。
顔写真つきのカードも選べるので、不正利用の防止に役立ちます。海外キャッシングを使えるのもポイントです。
| 年会費 | 1,375円〜(条件により半額・無料) |
| ブランド | VISA |
| 海外旅行保険 | 利用付帯 |
| 補償内容 | 傷害死亡2,000万円,治療費用50万円,賠償責任2,000万円,携行品損害15万円など |
| 海外キャッシング | 可 |
| ポイント還元率 | 0.5%〜5% |
クレジットカードが使える場所
クレジットカードを持参しても、本当にベトナムで使えるのか心配になりますよね。東南アジアは現金がメインと感じられることもありますが、実は比較的クレジットカードが使える場所は多くあります。
- 空港
- デパート
- カフェ
- スーパー
- コンビニ
- ホテル
これらのような場所では、クレジットカードに対応しているところが多いといえます。一方、路上の屋台・ローカルなレストランなどでは現金しか使えないところがほとんどです。
また、地方に行くとハノイやホーチミンなどに比べてクレジットカード非対応のお店が目立ちます。ベトナムではクレジットカードは使えるものの、念のために現金も持っておきましょう。
クレジットカードを持っていくメリット
現金しか使えないお店があるなら、初めからクレジットカードは必要ないように思えますよね。しかし、クレジットカードを持っていくメリットはあります。
ベトナムにクレジットカードを持っていくメリットを2つご紹介するので、カードを持っていない方は参考にしてみてください。
海外旅行保険がついている
ベトナム旅行中に病院に行く可能性は、ゼロとはいえません。ベトナムは日本に比べてバイクの交通量が多いうえに衛生面の不安もあるので、ケガをしたり病気になったりすることも十分にあり得ます。
そのときに便利なのが、クレジットカードに付帯している海外旅行保険です。海外で病院に行くと莫大な費用がかかることもあるので、クレジットカードの保険があると心強いでしょう。
なお、クレジットカードには持っているだけで補償される「自動付帯」と、旅行代金などを該当のカードで支払うことで適用される「利用付帯」があります。
自分がベトナムに持っていく予定のクレジットカードは保険が付帯されるか・補償内容はどれくらいかなどを事前に確認しておくとよいでしょう。
ATMで現金を引き出せる
現金は出国前や現地到着後に両替をすれば入手できます。しかし、レートがよくない・両替できる場所が見つからない・言葉が通じないかもしれない・大量の現金を持っていくのが不安など、さまざまな懸念材料がありますよね。
そこで役に立つのが、クレジットカードのキャッシングです。クレジットカードを使って現地のATMからキャッシュを引き出せます。手数料はかかりますが、両替所を探す手間が省けるうえに大量の現金を持っていく必要もありません。
現地での両替に不安を感じている人は、ぜひクレジットカードのキャッシングを検討してみてくださいね。
ニーズに合わせてカードを選ぼう
ベトナムに持っていくクレジットカードは、ニーズに合わせて選びましょう。補償の厚さを重視するなら年会費無料のエポスカード・頻繁に飛行機を利用するならANAやJALのカードなど、それぞれの特徴を比較して自分にぴったりのものを見つけてください。
また、VISAやMasterCardはほかのブランドよりも広く普及しているので、現地でカード払いをメインとするならブランドにも注目してくださいね。