ベトナムは国民の多くが移動手段にバイクを使っているため、街中がバイクで溢れています。東南アジアらしい活気が感じられて海外に来た気分になる一方、事故に遭わないか心配にもなりますよね。いざ道路を渡ろうとすると、絶え間なく走ってくるバイクにぶつからないか不安になることもあるでしょう。
そこで今回は、ベトナムでの道路の渡り方やコツをご紹介します。うまく渡れるようになるとベトナム観光がよりしやすくなるので、初めてベトナムを訪れる方や道路の横断が心配な方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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ベトナムで道路を渡る方法
それでは、ベトナムで道路を渡る方法をステップごとにご紹介します。
① 近くに信号がないか探す
近くに信号があれば、わざわざバイクを避けて道路を横断する必要はありません。信号が青に変わってバイクの流れが止まったら、道路を渡りましょう。
ただし、ベトナムでは信号がないところが多くあります。ときにはバイクの波を横切る必要が出てくるので、道路の渡り方は念のため確認しておくのがベターです。
② ほかの横断者と一緒に渡る
現地の人や旅慣れした外国人は、バイクや車を避けながらスムーズに道路を渡れます。周囲に道路を渡ろうとしている人がいたら、後に続くとよいでしょう。
ただし、ほかの横断者の後ろにいれば絶対に安全とはいえません。自分でもバイクや車に注意しながら渡るようにしてくださいね。
③ 一歩踏み出せるタイミングを待つ
ここからは、周りに信号もほかの横断者も見つからない場合です。信号がないところで道路を渡るには、自分が一歩踏み出せるタイミングを待つのが大切です。
信号がない場所では、バイクや車の流れが完全に断ち切れることはまずありません。少しだけ流れが途切れたときなど、1、2歩なら踏み出せるタイミングを待ちましょう。
④ バイクが来る方向に注意しながらゆっくり前に進む
1、2歩踏み出せたら、バイクや車が走ってくる方向に気をつけながら前に進みましょう。一定のペースでゆっくりと足を進めると、バイクは歩行者を避けて走ってくれます。
バイクを避けながら渡るよりも、バイクに避けてもらいやすいように渡るとスムーズな横断が可能です。しっかりバイクの運転手を見たり手を前に出したりして、渡る意思を表すのも効果的といえます。
道路を渡るときに気をつけること
次に、実際にベトナムで道路を渡るときに気をつけることを4点ご紹介します。楽しいベトナム旅行にするためにも、ぜひ押さえておいてくださいね。
① 急な動きをしない
いきなり走るなど、急な動きをすると事故を起こす危険が高まります。バイクや車は基本的に横断車を避けて走ってくれるので、ドライバーが予測できないような行動は控えましょう。
バイクの流れが少し途切れたり不安を感じたりすると、急に走り出してしまいがちです。しかし急に動くと衝突の恐れがあるので、落ち着いて道路を渡るようにしてください。
② 途中で引き返さない
途中で引き返すのも危険です。バイクや車の運転手は歩行者が道路を渡ると思っているので、引き返されると避け切れない場合があります。
ただ、どうしても引き返したいときがあるでしょう。その際はしっかり引き返す方向を見て、自分が渡らずに戻ることをドライバーにアピールしてください。
③ バイクの運転手を見る
道路を渡るときは、向かってくるバイクの運転手を見るようにするとよいでしょう。ドライバーとアイコンタクトをして、しっかりと渡る意思を示すのがポイントです。
運転手が視線に気づくと、お互いの意思確認にもなります。目でコミュニケーションを取るようにしてくださいね。
④ 不安なら手を前に出す
バイクや車が本当に避けてくれるか心配なら、手を軽く前に出すのもおすすめです。自分が横断していることをよりアピールできるため、ドライバーに認識してもらいやすくなります。
ただし、あまりに手を大きく広げすぎるのは接触の危険が高まって危険です。あいさつをするような感覚で、軽く手を前に出す程度がよいでしょう。
道路を上手に渡れれば旅行が楽しくなる!
信号やほかの横断者に頼らなくても道路を渡れるようになると、ベトナム観光の幅が広がります。道路の反対側に気になるお店やカフェなどがあっても、遠回りせずに立ち寄れるのはうれしいですね。
ただし、万が一何かトラブルがあると楽しい旅行が台無しです。道路の横断に不安を感じる場合は、時間がかかっても信号やほかの横断者を探しましょう。