ベトナムで食品を買うときやお土産を選ぶとき、ベトナム土産をもらったときなどに気になるのが、賞味期限。特にベトナムのように海外の食品となると、賞味期限をしっかりチェックしてから口にしたいですよね。
「大丈夫だと思って食べたら賞味期限が切れていて、お腹を壊した」「日付が記載されているのは分かるけれど、どれが賞味期限なのか判断できなくて食べるのが不安」などは避けたいところです。
そこで今回は、ベトナムの賞味期限について解説します。実際の写真を使って詳しく説明するので、賞味期限を確認したい人はぜひチェックしてください。
ベトナムの賞味期限は「HSD」をチェックしよう
ベトナムでは、賞味期限を「HSD」と表記します。これは「Hạn Sử Dụng(有効期限)」の頭文字をとって略したものです。
ベトナムの食品を食べる前に賞味期限をチェックしたいときは、「HSD」と表記されている部分の日付を見るようにしてください。
なお、ベトナムの日付は「日/月/年」の順番で表記します。日にちと月を反対にしてしまうと賞味期限が大きくズレてしまうので、注意しましょう。
それでは、実際に画像を使って賞味期限の例を見ていきます。
上の画像は「HSD:171024」なので、賞味期限は「2024年10月17日」です。今回の場合、「17月」はないため自然と日にちと月の区別ができます。
しかし、例えば「HSD:021024」になると期限は「2024年10月2日」ですが、慣れていないと「2月10日」と逆に捉えてしまうことも。その結果、期限を誤解してしまう可能性があります。
「日/月/年」の順番で表記されていることはしっかり覚えておいてくださいね。
製造日を表す「NSX」も覚えておこう
ベトナムの食品には、製造日を表す「NSX」も表示されています。これも「HSD」同様、「Ngày Sản Xuất(製造日)」の頭文字をとったものです。
上記の場合、「NSX:171022」なので、製造日は「2022年10月17日」です。
「HSD=賞味期限」とだけ覚えておけば問題なさそうですが、「NSX=製造日」もしっかり押さえておいたほうが無難といえます。その理由は、たまに賞味期限が「製造日から○ヶ月」のように表記される場合もあるためです。
例えば、上記のポテトチップスは賞味期限が「製造日から6ヶ月」と記されています。
「賞味期限:HSD」「製造日:NSX」は、セットで覚えておくことをおすすめします。
賞味期限ギリギリになる前に食べるのがおすすめ
ベトナムの食品や飲料などの賞味期限を確認する方法は分かりましたが、期限ギリギリになる前に消費するのがおすすめです。ベトナムの暑さで食品の傷みが早まる可能性もありますし、梅雨など湿度の高い時期に日本へ持っていってしばらく放置しておくと、期限に余裕があっても食品が湿気にやられてしまう恐れもあります。
過度に神経質になる必要はまったくありませんが、余裕を持って食品や飲料を消費するようにしてみてください。