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【ダラット】人気カフェの価格設定に賛否両論。「1杯600円のコーヒー」がSNS上で議論に

【ダラット】人気カフェの価格設定に賛否両論。「1杯600円のコーヒー」がSNS上で議論に

日本と比べて物価の安いベトナム。そんなベトナムのカフェで、みなさんはドリンク1杯にいくらまでなら出せますか──?

ダラットの「1杯600円のコーヒー」に賛否両論

ダラットの「1杯600円のコーヒー」に賛否両論
©︎Me Linh Coffee Garden/Facebook

ベトナムの高原都市・ダラットを訪れたTran Trong An(チャン・チョン・アン)氏のSNS投稿が、注目を集めている。それは、「カフェの価格設定が高すぎる」というもの。

同氏がダラットの「Me Linh Coffee Garden」というカフェを訪れた際、コーヒーやミルクティーなど計8杯で87万ドン(約5,000円)という価格に驚いたとのこと。アメリカーノは1杯11万ドン、ミルクティーは1杯12万ドンもしたらしい。

世界的なカフェチェーン店のアメリカーノは1杯6万ドン前後であり、またハノイやホーチミンの高級ミルクティーも1杯6万〜7万ドンが相場とされているそう。大都市と比べて約2倍の価格設定に、同氏は不満を抱いたという。

同氏が今回の体験をSNSに投稿したところ、多くの批判の声が。「ぼったくりだ」「高すぎる」「このカフェに行ったことがあるが、メニューを見た瞬間に店を出た」などのコメントが寄せられたとか。

一方で、常連客を中心にカフェを擁護する声もあがっているそう。「価格にはカフェでの体験も含まれている」「価格帯が高めなのは、高級なコーヒー豆を使っているから」といった意見が集まったようだ。

高い価格設定の理由は「希少なコーヒー」と「体験型カフェ」

高い価格設定の理由は「希少なコーヒー」と「体験型カフェ」
©︎Me Linh Coffee Garden/Facebook

「Me Linh Coffee Garden」のコーヒーが高い理由は、希少なコーヒー豆を使用しているからとのこと。このカフェでは、「コピ・ルアク」というジャコウネコの糞から採取されるコーヒー豆を使ったドリンクを提供しているそう。

コピ・ルアクの生豆は1日にわずか3グラムしかとれないため、高級コーヒー豆として扱われている。実際、今回の件についてハノイのスペシャルティコーヒー専門家は「価格提示がされているのであれば、高額なのは理解できる」と述べている。

また、同カフェではコーヒーの製造過程を見学できたり、ダラットの大自然を満喫できたりなど、さまざまな体験ができるそう。そのような"体験料"も含まれているため、価格は高めに設定されているらしい。

同カフェの代表者は「すべての顧客に対して価格とサービス内容を明確に提示しており、15年間にわたり多くの方からの支持を得ている」としている。それに対しTran氏は「価格に関する説明は一切受けていない」と述べているため、コミュニケーション不足が今回の論争を巻き起こしたのかもしれない。

ベトナムのカフェではお手頃価格でおいしいドリンクを楽しめるが、今回のようなケースに出くわす可能性も十分にある。カフェに行く際は、事前にSNSやGoogleマップなどで下調べをしておくのがベターかもしれない。

Reference: Tourist's complaint over $4 coffee in Da Lat sparks online debate

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