
「ベトナムに移住したい」「将来的にベトナムで暮らしたい」と思う方は多いでしょう。しかし、ビザの複雑さや生活面に対する不安などを理由に、移住をためらってしまうことがあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ベトナム移住のメリットとデメリットや移住方法、取得できるビザを徹底解説します。記事を最後までチェックして、ベトナム移住に向けた一歩を踏み出してみてくださいね。
Contents
ベトナム移住のメリット
ベトナム移住には、以下のようなメリットがあります。
- 日本と比べて物価が安い
- 温暖な気候で生活できる
- 親切な人が多い
- 食事がおいしい
- 治安が比較的よい
- 今後の成長が期待できる
1つずつ解説するので、ベトナム生活のメリットをしっかり把握しておきましょう。
日本と比べて物価が安い
物価の安さは、ベトナム移住のメリットの1つです。食費や家賃、水道光熱費、交通費などは日本や欧米諸国と比べて安い傾向にあるため、優雅な生活を送れたり、趣味や貯蓄、投資に回せるお金が増えたりします。
ただし、ハノイやホーチミンなどの大都市は著しく発展しているため、1ヶ月の出費は日本の地方と同程度になるケースがあるでしょう。それでも、1ヶ月あたり10万〜15万円あれば、タワーマンション(高級コンドミニアム)での生活が可能です。
温暖な気候で生活できる
ベトナムに移住すると、温暖な気候で生活できます。特にホーチミンのような南部の都市は一年を通して温暖な気候が続くため、寒さが苦手な方にとっては過ごしやすいでしょう。
ただし、首都ハノイがある北部やビーチリゾートとして有名なダナンがある中部は、冬になると気温が下がります。また、ホーチミンは常夏ではあるものの、5月〜10月ごろは雨季になる点は押さえておいてください。
親切な人が多い
ベトナム人の親切でフレンドリーな国民性は、ベトナム移住者にとって大きなメリットです。困っていると声をかけてくれる人や、穏やかでポジティブな人が多いので、前向きな気持ちになれるでしょう。
また、親日で日本に対して好意的な印象を持っている人が多い点もメリットとして挙げられます。日本を尊重してくれるベトナム人が多いからこそ、移住する際はベトナムに対して敬意を払うことが大切です。
食事がおいしい

ベトナムは美食の国とも言われており、おいしい食事を楽しめます。フォーやバインミー、生春巻きなど本場のベトナム料理をお手頃価格で食べられるので、充実した食生活を送れるでしょう。
また、特に都市部には海外系のレストランが多く出店しており、日本食はもちろんイタリアンやフレンチ、アメリカン、韓国料理など世界各国の料理を楽しめます。加えて、カフェが豊富にあるので、コーヒー好きの方はカフェ巡りが可能です。
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治安が比較的よい
ベトナム移住のメリットとして、治安のよさが挙げられます。ベトナムの治安は東南アジアのなかでも比較的よく、夜間でも外出しやすい環境です。また、デモやテロ、銃撃事件などが起こる可能性は低いとされています。
ただし、スリやひったくりなどは発生しているため、油断は禁物です。また、人気のないエリアを深夜に1人で歩くのは避けたほうがよいでしょう。
今後の成長が期待できる
ベトナムの経済成長の著しさは、ベトナム移住のメリットの1つです。都市化やインフラ整備が進んでいるため、将来的に生活面や経済面などあらゆる側面での発展が期待されます。
投資やビジネス目的で移住を検討している方にとって、ベトナムは有力な候補となるかもしれません。
ベトナム移住のデメリット
ベトナム移住には、デメリットもあります。以下の注意点を事前に理解しておくことで、失敗や後悔を避けられるでしょう。
- 言語の壁がある
- 衛生面に不安がある
- 医療制度が不十分
- 交通事情にストレスを感じる可能性
- 行政手続きが煩雑
1つずつ解説するので、チェックしてみてください。
言語の壁がある
ベトナム移住で困ることの1つが、言葉の壁です。ベトナムの公用語はベトナム語で日本語は通じないため、コミュニケーションがとりにくくなります。英語は都市部のホテルやスーパー、レストラン、カフェなどなら比較的通じますが、それでも意思疎通に苦労するでしょう。
また、病院や役所などでは専門性の高い内容について話すケースがあるため、言語の違いが大きな障壁となります。AIや翻訳アプリを使えばある程度の意思疎通はできるものの、言葉の壁があることは移住前にしっかり把握しておいてください。
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衛生面に不安がある
ベトナムには、衛生環境が日本と比べて整っていない場所が多くあります。ハノイやホーチミンのような大都市は比較的清潔ですが、ローカルなエリアや地方都市の衛生環境はあまりよいとはいえません。
衛生面が心配な方は、都市部への移住がおすすめです。また、ローカルな店での食事や公衆トイレの使用は極力避けるなど、行動にも気をつける必要があります。
医療制度が不十分
ベトナムの医療レベルは、日本と比べて低いといえます。都市部にある国際病院などは医療制度が比較的整っていますが、ローカルな病院では先進医療はあまり期待できません。万が一重篤な病気や大きな手術が必要になった場合、日本など他国へ移送されるケースもあり得ます。
なお、国際病院や他国での治療や手術が必要となると、莫大な費用がかかる場合があります。ベトナムに移住する場合、医療保険への加入はマストです。
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交通事情にストレスを感じる可能性

ベトナムに移住すると、交通事情にストレスを感じる可能性があります。ベトナムはバイクが多く、また割り込みやクラクションは日常茶飯事なので、交通事情に慣れるまで時間がかかるかもしれません。
また、交通事故に注意する必要もある点は押さえておいてください。無数のバイクが走行する中を横断するケースがあるため、歩きスマホはせず、音楽を聴きながら外を歩くのも避けたほうが無難です。
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行政手続きが煩雑
ベトナムの行政手続きは、日本と比べて煩雑です。ビザの申請や滞在許可証の取得、住居契約、銀行口座の開設などの手続きは、手間も時間もかかります。
また、行政手続きを担当するベトナム人は、あまり親切ではない方が多い印象です。ベトナムでの行政手続きは、スムーズに進まないことを前提に行うようにしてください。
ベトナムに移住する方法
ベトナムに移住や長期滞在するには、ビザの取得が必須です。以下は、代表的なビザの種類と特徴です。
- 観光ビザ(DL)
- 就労ビザ(LD1・LD2)
- 投資家ビザ(DT)
- 家族帯同ビザ(TT)
それぞれのビザの特徴や取得方法、条件をチェックして、自分に適したビザを見つけてみてください。
観光ビザ(DL)
観光ビザ(DL)は、ベトナムに最長90日間滞在できるビザです。「e-Visa」とも呼ばれており、オンラインで申請できます。
観光ビザは文字通り観光を目的としたビザなので、移住はもちろん就労や銀行口座の開設などもできません。観光ビザを何度も取得して頻繁に出国と再入国を繰り返す「ビザラン」で実質的に長期滞在する方法もありますが、トラブルにつながるリスクがあります。
観光ビザは「お試し移住」には向いていますが、本格的に移住するためのビザとしては有効ではない点を押さえておいてください。
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就労ビザ(LD1・LD2)
就労ビザ(LD1・LD2)は、外国人がベトナムで働く場合に必要なビザです。
- LD1:労働許可証の取得免除を受けている方向け
- LD2:労働許可証が必要な方向け
就労ビザを取得すると、最長2年間ベトナムに滞在できます。一般的に雇用主がスポンサーとなり、労働許可の申請をしてもらいます。
なお、ベトナムで就労して本格的に移住を目指す場合は、現地雇用がよいでしょう。日系企業の駐在員としてベトナムで働くと、人事異動に伴いベトナムに滞在できなくなる可能性があります。
投資家ビザ(DT)
投資家ビザ(DT)は、ベトナムに投資をする人に向けたビザです。投資家ビザには、以下4つのタイプがあります。
- DT1:1,000億ベトナムドン以上の出資をする人が対象。滞在可能期間は最長10年間。
- DT2:500億〜1,000億ベトナムドンの出資をする人が対象。滞在可能期間は最長5年間。
- DT3:30億〜500億ベトナムドンの出資をする人が対象。滞在可能期間は最長3年間。
- DT4:30億ベトナムドン以下を出資する人が対象。滞在可能期間は1年間。
ベトナムへの資本投資やベトナムでのビジネス立ち上げに必要な資金のある方は、投資家ビザの取得を選択できます。
家族帯同ビザ(TT)
家族帯同ビザ(TT)は、ベトナム国籍の人の配偶者や子どもが取得できるビザです。ベトナム人と結婚して家族帯同ビザを取得すれば、ベトナムに長期滞在できます。
また、「TRC(Temporary Residence Card:一時在留許可証)」の取得も可能です。ベトナム人の配偶者はもちろんベトナムで働く人も取得の対象で、1〜5年の滞在が許可されます。
ベトナムに「リタイアメントビザ」や「デジタルノマドビザ」はある?
「リタイアメントビザ」や「デジタルノマドビザ」を取得してベトナム移住を検討している方は多いでしょう。しかし、現時点(2026年現在)では、ベトナムには「リタイアメントビザ」や「デジタルノマドビザ」はありません。
また、「ゴールデンビザ」と呼ばれる、投資家や専門家などがベトナムに長期滞在できるようになるビザが提案されましたが、実現には至っていません。そのため、ベトナム移住はタイやマレーシアへの移住と比べて難易度が高いといえます。
ベトナム移住を叶えたいなら転職・就職がおすすめ
ベトナム移住を本格的に目指すなら、就労ビザの取得を前提とした転職・就職が最も現実的なルートです。現地採用や現地法人への派遣、日系企業のベトナム支社での勤務などを実現させれば、ベトナムに長期滞在しやすくなります。
ベトナム移住に向けた第一歩として、まずはベトナム転職・就職を検討してみてくださいね。
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