
ベトナムを含む東南アジアで広く普及している配車サービス「Grab」。そんな「Grab」を巡る問題が、ベトナムで勃発。
Grabドライバーが、アプリをオフラインにして配車を受けないよう呼びかけているらしい──。
ベトナムのGrabドライバー、アプリ停止を呼びかけ
ベトナムで活動する一部のGrabドライバーが、2026年9月12日と13日の2日間、アプリをオフラインにして配車を受けないよう呼びかけているそう。背景にあるのは、運賃や手数料に対する不満。ドライバーの収入が、サービス提供にかかるコストに見合っていないという。
今回のアプリ停止を呼びかけているドライバーたちは、「車両数が大幅に減少すれば、Grab側が運賃や手数料などを見直すかもしれない」と考えているとのこと。ただ、実際にどれくらいのドライバーがアプリを停止するのかは分かっていないらしい。
Grabドライバーの手取りは?
Grabドライバーはどれくらいの収入を得ているのだろうか。あくまで一例ではあるが、乗客の支払額が37,000ドン(約220円)の場合、ドライバーの収入は19,500ドン程度(約116円)だという。
また、あるGrabBikeのドライバーによると、18.53キロメートル走行して受け取った金額は46,900ドンだったらしい。1キロメートル走って約2,530ドンの収入という現状について、「車両のメンテナンス代やガソリン代などを十分にカバーできない」と訴えているようだ。
ちなみに、Grabの手数料は以下のように設定されている。
| 項目 | 内容 | 金額 |
| アプリ利用手数料 | Grabドライバーが支払うもの | 需要と供給により変動 |
| プラットフォーム手数料 | 乗客が支払うもの | ・GrabBike:1回3,000ドン ・四輪サービス(GrabTaxiを除く):5,000〜19,000ドン |
乗客が支払う金額とGrabドライバーが最終的に受け取る金額に差があるとして、不満の声があがっているという。
Grab側は「状況を真剣に受け止めている」と回答
今回の問題はGrab側も認識しており、「状況を真剣に受け止めている」と回答したとのこと。ただ、運賃や手数料などの変更について具体的な発表はないという。
また、SNS上でアプリ停止の呼びかけが広まっている件について、Grab側は「サービスは通常通り提供される」としているそう。
どれくらいのGrabドライバーがアプリ停止の呼びかけに応じるかは不明だが、もしかしたら「車がつかまらない」「いつもより運賃が高い…」ということになる可能性もあるのかもしれない。
Reference: Grab drivers call for two-day app shutdown over fare, fee concerns in Vietnam