海外旅行中にパスポートを紛失したら？対処法を徹底解説

海外旅行中に絶対に失くしてはいけないのが、パスポート。しかし、どれだけ注意していても盗難に遭ったり紛失したりする可能性はありますよね。海外でパスポートを失くすと焦ってしまいますが、落ち着いて対処することが大切です。

本記事では、海外旅行中にパスポートを紛失したときの対処法を詳しく解説します。海外でパスポートを紛失してしまった方や、渡航前に対処法を把握しておきたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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海外旅行中にパスポートを紛失したときの対処法は？

海外旅行中にパスポートを紛失してしまったときは、一般的に以下の流れで対処することになります。

4つのステップを順番に見ていきましょう。

まずは冷静になり、身の回りを再度確認してみましょう。バッグやポケットの中、ホテルの部屋、ショッピングバッグなどをくまなくチェックすると見つかるかもしれません。

それでも見つからない場合は、落とし物としてどこかに届けられていないか確認するとよいでしょう。最後にパスポートを見たときから紛失に気づいたときまでの行動を振り返り、思い当たる公共交通機関や商業施設などに連絡してみてください。

なお、パスポートの失効手続きをすると、あとでパスポートが見つかってもそのパスポートは使えません。そのため、まずはしっかり探してみることをおすすめします。

どれだけ探してもパスポートが見つからない場合は、現地の警察で書類を発行してもらいましょう。「ポリス・レポート(紛失・盗難の届出証明書)」を発行することで、パスポートの紛失を証明できます。

「ポリス・レポート」は、パスポートの失効手続きをする際に必要となる重要な書類です。最寄りの警察などに行き、発行してもらうようにしてください。

「ポリス・レポート」が発行されたら、滞在国の在外公館(日本大使館・総領事館)でパスポートの失効手続きをします。手続きに必要な書類は、以下の通りです。

手続きに関して不明点がある場合は、滞在国の日本大使館や総領事館に確認してみてください。

続いて、帰国のための渡航書もしくは新パスポートを発行します。パスポートの失効手続きをしただけでは出国も日本への帰国もできないため、帰国用の渡航書または新パスポートは必ず発行するようにしてください。

短期滞在の方やすぐに日本に帰国する必要がある方などは、帰国のための渡航書を発行するとよいでしょう。長期滞在で時間に余裕のある方は、新しいパスポートの発行がおすすめです。

申請の際は、以下の書類が必要となります。

【新パスポート】

【帰国のための渡航書】

手続きの詳細などは外務省の公式サイトにも記載されているので、あわせてチェックしてみてください。

万が一のパスポート盗難に備えて、海外旅行保険に加入しておくのもよいでしょう。例えば、以下の保険はパスポートの盗難に遭ったときに補償を受けられる場合があります。

また、クレジットカード付帯の海外旅行保険のなかには、パスポート紛失に対してお見舞金が支払われるものもあります。お手持ちのクレジットカードに付帯されている保険の内容を確認してみてください。

海外でパスポートを失くすと、どうしても焦ってしまいますよね。しかし、落ち着いて対応すればトラブルは回避できます。

パスポートを紛失したらまずは冷静になり、本記事で解説した流れで対処してみてください。手続きに関して不明点や疑問点がある場合は、現地の日本大使館や総領事館に連絡してくださいね。